3階建て住宅
間口に比べ奥行きのある敷地形状の3階建てRC住宅。
外観の一部に北側隣地境界線からの高さの制限かかるため、一部をカットした外観デザインとなっています。
1階にビルトインガレージを設け、廊下面に開口を広く設けたガラス窓を配置し、愛車をいつでも眺めることの出来る設計となっており、
車好きには欠かせないアイテムのひつとです。
内観には木目調のフローリングを敷き、木の暖かさとコンクリート化粧壁の静寂性がうまく融合し、落ち着いた室内空間を作り上げています。
また、2階のリビングルームから外階段を使い1階の中庭へと昇り降り出来るよう設計されています。
右隣も当社建築のRC住宅ということで、その外観とはまた違ったインパクトのあるデザインを求められました。
その答えとしてコンクリートウォールとキャンチスラブのファザードを強調した設計提案を行い、
問題視されていた周囲にあるマンションからプライバシーの確保についてもクリアする外観デザインとなりました。
光の取り込みに関しては、中庭を設けアプローチ奥・玄関正面より光を取り入れられるようを綿密に計算されました。
お施主様からも北側道路と南側マンションがある為採光が望めない暗い家になるのでは?と懸念されていましたが、
中庭の効果により光と植栽が心を和ましてくれる納得のいく建物になったと喜ばれています。
また南側隣地(左マンション側)が1.3m程上がっており、建物壁を土留兼塀の提案もおこないました。
(写真右隣は2014年に竣工した当社施工のH邸)
3階まで建ち上がった曲線のコンクリート打放し壁と黒の石材を取り入れることで、重厚感のある外観となったRC住宅。
敷地が北側道路に面し、周囲にはマンションや住宅が隣接する環境なのでプライバシー性に配慮し、
中庭を大きく確保し外部は閉じつつ内部に広がりをもたせ、居住部が明るく開放的な空間になるよう提案し評価していただけました。
また地盤面では湿式柱状地盤改良工事を行い径800mmの改良体を82本、深さ5.3mまで補強工事を敢行し地盤の補強も徹底的に図りました。
(写真左隣は2015年に竣工した当社施工のI邸)